今回は、都立大子ども支援サークルC-saveの
安原 新さん(健康福祉学部 作業療法学科 4年)に、色々とお聞きしました!
ボランティアをやろう!と思ったきっかけは何ですか?
学園祭を通じて知り合った先輩がサークル長となり、子ども支援を行うボランティアサークルを設立するということでお誘いいただいたことがきっかけです。子どもと接すること、人に何かを教えることが好きであり、誰かの役に立ちたいという潜在意識から、その時期から活動をはじめ、細々と今も続けております。
今まで取り組んできたボランティア・今取り組んでいるボランティアは何ですか?
サークル長をしているC-saveとしては、学校や家庭の様々な事情で居場所に悩む子どもたちに向け、荒川区内で子供たちの安心できる居場所づくりを推進する団体様に学生ボランティアという形で参加しています。具体的には子供たちに勉強を教えたり、一緒に遊んだり、ご飯を食べたり、時には相談に乗ったりなどをしています。C-save以外では、地域の認知症関連イベントのお手伝いやご高齢の方向けスマホ教室のボランティアに定期的に参加しています。
ボランティア活動を通じ、一番印象に残っていることは何ですか?
“寄り添う”ということに自分なりの方針を見つけられたことです。
多様性時代といわれる昨今、悩みとして発しやすくなった側面があるかもしれないですが、子供たちの悩みが多種多様になっているように感じます。そうした中で、悩みを打ち明けてくれた際に今の時代に合うような”寄り添い”が求められると思います。
活動を通じて、この”寄り添う”とは、同じ趣味趣向や経験をしているわけではないので、相手の気持ちを100%理解することは不可能だという前提で、それでも味方で居続け、理解したいという気持ち、態度を示し続けることだと思いました。子供たちは特にこうした感情の機微に敏感であるように感じます。100%理解できないと思うからこそ、相手に興味を持ち続け、会話を楽しむということは誰が相手であれ、コミュニケーションにおける私の基盤となっています。こうしたことは活動を通して学ぶことができたので、全ての出会いに感謝したいです。
他には”あさイチ”に活動風景が出て、家族、特に祖母がとても喜んでくれたこともとても印象に残っています。
これからやってみたいボランティア活動はありますか?
今は荒川区内を中心にボランティア活動を行ってきましたが、他の地域には違った特色や工夫があると思うので、他の地域の活動にも積極的に参加して、その経験をまた還元できたら理想的だと思います。
ボランティアの魅力を一言でいうと?
“価値観および視野の拡大化”です。
ボランティアに参加している方々は共通の目的に沿って場に集っていますが、様々なバックグラウンドをお持ちであり、年代についても本当に幅広いです。こうした中で活動することで、価値観や視野は拡大していくように思います。
あなたにとって「ボランティア」とは何ですか?
“人の役に立ちたいという気持ちで動いているうちに、気づけば自分が元気をもらっているもの”です。
少しでも誰かの役に立てたという感覚からのメンタル的な充実感、そして活発で元気な子供たちと接することによる活力は今の自分を構成する大事な要素であるように思います。
安原さん、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!
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